僕は大学の理工学部化学科で工業物理化学を専攻していました。
卒業後、環境計量士の国家資格を取り、公害・環境の調査をしていました。
ある時、農地は調べられないのか?と聞かれた事がきっかけで農地の土壌診断をするようになりました。
また、秋田県の農村部で環境総合計画の策定に関わった事もあり、農業との接点が生まれてきました。
2002年、埼玉県内の野菜農家に「弟子入り」して、野菜づくりを教えてもらいました。
その後、さいたま市の農業委員会に認めていただき、新規就農となりました。
現在は、4500平米の農地を耕し、野菜を直売所や行政のイベントで販売したり、宅配サービスでお届けしたりしています。
農作業は週3日程度で、自宅から畑に通う「通作型」の半農生活です。
この半農生活でできた野菜を販売したりしてお金を稼ぐのが「菜園起業」です。
限られた時間で効率よく野菜を育てるために編み出したのが「たんぽぽ農法」です。
半農生活をしてみたいと言う方に、こうした方法をお伝えするため、半農予備校・菜園起業大学や菜園教室、体験農園を実施しています。
ご自分で野菜を育ててみたい、土にふれる生活をしてみたいと言う方は、ぜひ、おこし下さい。
農園のご案内
春になると、桜が満開になる見沼代用水路(東縁)と、土手に菜の花が咲き乱れる芝川に挟まれた場所に、見沼菜園クラブの農園があります。
鯉が泳ぎ、サギが群れるお堀沿いにあるのが、「麦茶とお堀農園」、
芝川の土手沿いにあるのが、「たんぽぽ農園」です。
最初にいらっしゃる時は国昌寺かミニストップ(さいたま宮本店)で待ち合わせて、そちらからご案内いたします。
たんぽぽ農法ってなに?
野菜の生長をあまり妨害しない草を増やすことによって、草取りの手間を減らすことを目指しているのが「たんぽぽ農法」です。
雑草は、「人による環境の擾乱(かき乱し)に適応した植物」の事です。
「耕す」とか「草を取る」と言う行為自体、環境をかき乱していることになります。草を取っても、また草が生えてくると言うより、草を取ると、「草を取った後の環境」に適応した植物が生えやすくなると言う方が、正確な理解と言えるでしょう。
雑草は、種類に応じた生活型(生長や生態のあり方)を持っています。茎葉やツルを伸ばして生育場所を広げていく「陣地拡大型」とあまりその場所から広がらない「陣地強化型」の草では、「陣地強化型」の方が野菜の生長を妨げにくいと言えます。
また、大型雑草と小型雑草では、小型の方が野菜の生長の妨げになりにくいと言えます。
ただ、陣地拡大型、大型雑草は、陣地強化型、小型雑草に「かぶさる」ように育ちます。「小さな草」を守るために、「大きな草」の草取りをすると言うのでは、野菜の草取り以上に手間がかかり、何のためにやっているのか分からなくなります。
長年にわたり、畑での季節ごとの雑草の種類や育ち方を観察し、より手間が少ない方法を追求しているのが、たんぽぽ農法です。

