野菜の生育期間を通じて必要な気象条件を理解する道具

2016/09/25 23:22 に 博康増山 が投稿   [ 2016/09/25 23:24 に更新しました ]
最高気温の年間変化と菜園で使える近似式づくり(その2)です。

気象庁のデータベースからは、

地点、期間、項目等を選んで、
過去の気象データがダウンロード出来ますが、
その際、「平年値」を一緒にダウンロードすることも出来ます。

平年値は、過去30年間の平均値で
ふだんの年は、この季節なら、このぐらいの気温や降雨量になるはず
と言う目安になる値が分かります。

1年分の気象データをダウンロードする時、
一緒に平年値もダウンロードする事と
野菜の生育と気象の関わりを考える手がかりになります。

例えば、
ふだんの年なら、7月初めにニンジンの種をまいたら、
12月ぐらいに収穫出来るようになると言われているけれども、

その間の最高気温の積算値が3000℃なら3000℃だとすると、
では、8月にまいたらどうだと言われているか?
5月にまいたらどうだとされているか?

ニンジンは、いつまいても、積算3000℃ぐらいで収穫できるものなのか?
違うとしたら、7月まきと5月まきでは、どういう風に条件が違うのか?

と考察を進めていく事ができるわけです。

つまり、気象条件と野菜の生育の関係を考えると言う場合、
ともすれば、今年は暑いからニンジンがよく育ったとか、育たないとか、
そういう事に目を奪われがちですが、

その前に、そもそも、ニンジンならニンジンの生育期間があるわけで、
その生育期間の間、
どういう気象条件が必要なのか?

と言う事について理解を深める道具が、
「平年値」なのです。

最高気温平年値の年間変化(さいたま地方)